体の部位別かんたんテーピングの方法

部位別のテーピング方法

ここでは、テーピングの代表としてキネシオロジーテープを使ったテーピング方法を紹介していきます。

 

まずは「首の後側」(頚後部)へのテーピングです。これは、首を横に曲げたら痛い、後ろに振り向いたら痛い、こうした首の後側が痛い時のテーピング方法です。貼られる人の姿勢は座った状態で、使用するテープは1本です。

 

最初に痛みがある部位を確認しましょう。次に痛みのある後部の筋に沿ってテープを貼りますが、テープを貼るときにはできるだけ首の筋を伸ばしておくようにしてください。テープ自体をあまり引っ張る必要はありません。貼ったら、上からしっかりテープを押さえて終了です。

 

首の横が痛い時にはちょっと方法が異なります。座った状態で使用テープ1本というのは同じです。痛みがある位置を確認した後で、今度は前斜角筋に沿ってテープを貼ってください。できるだけ首の筋を伸ばして貼り、鎖骨の手前まで仮貼りして、テープの片側をV字に開いて、手前は前斜角筋、もう一方は中斜角筋に沿って貼ります。最後に軽く押さえて終了です。

 

次は「肩」です。これは「上中僧帽筋」といって、肩のコリや痛みがある時の部位です。従って、上僧帽筋、中僧帽筋の両方にテーピングします。座った状態で貼り、使用テープは2本です。
1本目は、首を前に倒した状態から、上僧帽筋に沿って貼ります。2本目は、中僧帽筋テープを肩の曲線に沿って貼ります。最後に全体を押さえて終了です。

 

「腕」の場合はリストテープとなります。スポーツ以外でも、仕事で手首に負担がある仕事の人にもお勧めです。
まず、手の甲にテープの真ん中から貼り、今度は内側方向に片側を貼ります。もう片方も貼りますが、ポイントはテープは重ねないことで、少し隙間を開けておいてください。