体の部位別かんたんテーピングの方法

キネシオロジーテープ

最近、特によく利用されているのがキネシオロジーテープです。これは、筋肉と同程度の伸縮率を持った粘着テープであり、筋肉が「伸びすぎてしまった」、「収縮しすぎてしまった」状態の時に、筋肉に沿って貼るものです。

 

特徴的なのは、従来のスポーツテーピングとは違って、単に患部を固定するのではないという点です。こうした人間の体の動きを研究する学問が「キネシオロジー:人体運動機能学」であり、ネーミングの由来もここにあるのです。

 

キネシオロジーテープは1980年に日本で開発され、その後に全世界で支持され、普及しています。キネシオロジーテープで筋肉の伸びを制限することは、痛みの緩和に加え、怪我の予防、更には疲労回復も期待できるとされています。

 

このテープは直接肌に貼るので、伸縮性のある布に粘着加工を施す時に、直線状、又はウェーブ状の通気孔(スリット)を加えたものが多くなっています。

 

種類としては、手首や足首などに使用する2.5cm幅、3.8cm幅と、膝や腰などに使用する5.0cm幅、7.5cm幅があります。

 

当初は皮膚色で目立たないようになっていましたが、次第に、スポーツ選手がチームカラーにマッチした「カラーキネシオロジーテープ」を使用することが多くなってきているようです。メーハートしては、トワテック、ニチバン、ニトリート、スリーエム(3M)などがあります。